島田市観光協会公式サイトへようこそ!大井川流域の島田・金谷・川根地区を中心に、SLや茶畑、伝統の祭り等、見所満載の観光情報やイベントをご案内します。
ホーム > 金谷の民話「山で大蛇に出合った話」
〒428-0047 静岡県島田市金谷新町14-2
〒428-0104 島田市川根町家山1173-1
金谷の民話「山で大蛇に出合った話」

山で大蛇に出合った話


今から60年ほど昔、八軒屋の長屋に老夫婦が二人きりで暮らしておりました。

お爺さんは生まれつき耳が不自由でしたが、体つきは大きくて頑健な人でした。

いつも朝早く夜の明けるのを待ちかねては家を出て、遠くめったに人の入らぬ深い山まで出かけ、神仏にあげる榊や香花を背負子にいっぱいとって来ました。

お婆さんはそれを家で売り渡生(生業)としていました。

ある夏の暑い日、お爺さんがいつもの通り、大代の奥深い山の中で仕事をしていると、頭の上の大木に大蛇がいたのです。

そして、大きな口をあけてお爺さんを今にも一飲みにしようとしているのです。

気丈なお爺さんは手まねで自分の生業であることを伝え、許しを乞うたのですが、なお近づいてくるので、びっくり仰天一目散に山を下り家にたどり着きました。

そしてそのまま寝込んでしまいました。

お爺さんは、事の始終をお婆さんに話すと永く病の床につき、再び山へは行けなくなってしまいました。

昔から山の主の大蛇を見た人は必ず病に伏すと言い伝えられてきています。

この話は、江戸時代生まれの祖母が私の幼い頃の近所でのできごとを話してくれたものです。

 

PAGE TOP