【家山 ぶらり旅】家山駅周辺をぐるっと観光してきました
風情溢れる駅舎が特徴の大井川鐵道家山駅周辺は、レトロな面影のあるお店が残っています。
家山駅周辺を女子3人で観光してきました。
今回の旅を通して分かった家山駅周辺の魅力をお伝えします!
登場人物:なお・のぶ・みどり
家山駅の駅舎
■朝日園 家山駅前のお茶屋さん。
朝日園 店舗の外観
家山駅の目の前にあるお茶屋さんです。店内に入ると、お店の方がお茶を出してくれました。
朝日園のティープランナーをされている、朝比奈さんにお話を伺いました。
のぶ:甘くて美味しいお茶ですね!
朝比奈さん:こちらのお茶は「川根のかおり」です。
みどり:一番の人気はどのお茶ですか?
朝比奈さん:一番売れているのは「川根深蒸し茶あさぎり」です。川根温泉の給茶機で出しているお茶になります。お値段もお手頃なのでリピーターが多いです。今年は「川根の華」が売れています。うまみのある風味が特徴です。それぞれお値段は違いますが、高級だから美味しいというよりはその人の好みで選ばれているようです。
お話を伺った朝日園の朝比奈さん
なお:ジェラートも美味しそうですね!ジェラートの中ではどれがおすすめですか?
朝比奈:「かわね抹茶」が最も人気です。その他にも「川根紅茶」や「煎茶ビター」もおすすめですよ。店内で食べることもできますし、テイクアウトもできます。
店内の冷凍ケース
上から煎茶ビター、川根紅茶、煎茶スイート 朝日園ジェラート 各¥352
朝日園 駅前本店
〒428-0104 静岡県島田市川根町家山372-1
TEL:0547-53-2058 FAX:0547-53-2163
営業時間 9:00~17:00 <火曜定休>
■たばこや 地元の方も利用する定食屋さん
たばこや 店舗の外観
家山駅から歩いて5分ほどの距離にある、定食屋さんです。
〇「たばこや」という店名の由来
戦後の開業当初はたばこを売っていたからだそうです。(現在は販売しておりません。)
お話を伺ったたばこやの店主 諸田さん
のぶ:一番人気のメニューはなんですか。
諸田さん:本日のランチ「旨いかつ煮定食」ですね。本日のランチのメニューは2品あり、「旨いかつ煮定食」は固定で、もう一品はその日によって異なります。電車の待ち時間や近隣で働く方が来て下さる方が多いので、その際は早く提供できる「本日のランチ」をおすすめしています。
本日のランチの「旨いかつ煮定食」と、「さわら焼定食」と「とろろ蕎麦」を注文しました。
旨いかつ煮定食 ¥980
さわら定食 ¥980
のぶ:(かつ煮定食を食べて)玉ねぎやかつにしっかり味が染みていて美味しいです!
みどり:(さわら定食を食べて)さわらとご飯の相性が抜群です!小鉢のお料理も素材の味が活きていると感じました。
なお:(とろろそばを食べて)とろろとお蕎麦が絡んで美味しいです!茹で加減もちょうど良いです。
御食事処 たばこや
〒428-0104 静岡県島田市川根町家山660-2
TEL:0547-53-2103 FAX:0547-53-4381
営業時間 11:00~14:00 夜は予約の営業
<月曜定休・火曜不定休>
■たいやきや 「抹茶たいやき」が大ヒット!静岡おでんやラーメン、焼きそばも美味しい
家山駅から歩いて5分の緑の大きな提灯が目印のお店。近くに行くと、おでんの美味しそうな香りが漂ってきます。
「たいやきや」店主の南原さんにお話を伺いました。
たいやきや お店の外観
たいやきやのおでん
のぶ:レトロな雰囲気がありますね!お店はいつから始めましたか?
南原さん:昭和35年からです。私の母が始めたお店で、2代目になります。
みどり:店主一押しのメニューを教えてください!
南原さん:私の一押しは期間限定で提供している「冷やしラーメン」です。ただ、先週まで出していましたが、終了してしまいました。惜しいですね。
一番人気のテイクアウトメニューは「たいやき」です。店内での食事で人気なのは「焼きそば」と「ラーメン」ですね。「おでん」も人気があります。
ラーメン ¥700
やきそば ¥650
抹茶たいやき ¥200
おでん 1本¥100
みどり:私好みのあっさりとした醬油ラーメンです!
たい焼きは出来立てあつあつで提供してくれました。抹茶風味の生地と餡子がよく合います。
なお:静岡おでんはちょうど良い味つけで、ガツは柔らかく食べやすいです!
のぶ:ソースと削り節のかかった焼きそばは見た目が豪華です!値段以上の食べ応えがあります。
たいやきや
〒428-0104 静岡県島田市川根町家山668-3
TEL:0547-53-2275
営業時間 10:00~13:30
<火曜・木曜定休※不定休あり
■三浦製菓 看板商品「お茶羊羹」はお土産に最適!
三浦製菓 店舗の外観
店内の様子
家山駅から歩いて約8分の距離にあるお店。「お茶羊羹」は粉末の川根茶を練り込んだ一口サイズの羊羹です。筒状の容器に梱包された羊羹を下から押し出して食べます。
広報担当者の中村さんにお話を伺いました。
お茶羊羹 3個入り¥454
なお:一番人気の商品を教えてください。
中村さん:一番人気の商品はやはり「お茶羊羹」です。三浦製菓で最も歴史のある商品でもあります。当初は筒状のこの形ではなく、四角い羊羹でした。筒に変えたのは1980年で、四角い羊羹は製造の段階で、「空気に触れた環境で切る」という行程があったため、カビが発生しやすく日持ちがしませんでした。こうした衛生環境を改善するために改良した結果、筒状の容器に羊羹を直接流し込み、そのまま固めることで空気に触れることなく、日持ちもする安心安全な商品を提供できるようになりました。賞味期限が3か月(未開封)と長い為、遠方の方へのお土産としても好まれています。
のぶ:そうなんですね!筒状の容器には、そういった理由があるんですね。
お茶羊羹以外にもたくさんの種類のお菓子がありますね。
中村さん:最近は「急須もなか」も人気です。一口サイズの最中の中に餡子が入っている商品です。味は「川根の塩(白あんに川根温泉の塩が練り込まれています)」「お茶餡」「小倉餡」の3種類です。
急須もなか3個セット¥570
お茶餡
小倉餡
川根の塩
なお:一口サイズで食べやすいですね!
中村さん:以前は「急須もなか」よりもおおきいサイズの最中「深山のおもてなし」という同じ形の商品がありましたが、時代の流れで現在は一口サイズの手軽に食べられる大きさの商品になりました。急須の形は社長が実際の急須を紙粘土で取り、それを鋳型にして最中を作りました。
〇有名スケート選手やマラソンランナーも来ると噂の三光寺の足地蔵
店舗の表に掲示された「お灸だんご」のポスターを発見。「やわらか」「もっちり」というフレーズに惹かれ購入することにしました。
お灸だんご 5個入り ¥770
「お灸だんご」は三浦製菓の店舗の近くにあるお寺「三光寺」のご祈祷がされたお札つきのお団子です。ヨモギ餅に餡子が包まれており、外側はきな粉がかかっています。
「足地蔵」は腰から下のあらゆる病気にご利益があるとされる、日本で唯一の足の形をしたお地蔵様です。全国各地から、足を使うスポーツをしている方が大会前など足に自信をつけるために足地蔵へお参りに来るそうです。お参りの際に三浦製菓で「お灸だんご」を購入してみてはいかがでしょうか。
三光寺
なお:団子の餅が求肥のように柔らかく、味は甘すぎず食べやすいです!
菓子処 三浦 本店
〒428-0104 静岡県島田市川根町家山717-5
TEL:0547-53-2073 FAX:0547-53-4144
営業時間 8:30~17:30 <水曜定休・日曜不定休>
■マルイエ醬油川根本家 お醤油とお味噌を製造
店舗の外観
家山駅から歩いて約8分の醤油・味噌製造所。木造の店舗はレトロな雰囲気が感じられ、センスのある小物使いされたお店の内装は、こだわりを感じます。
マルイエ醬油川根本家蔵元の村松さんにお話を伺いました。
なお:お店に入った瞬間にお味噌のよい香りがしてきました!お店の奥に醤油とお味噌の工場があるんですね。
村松さん:はい。予約制ですが、味噌と醤油を製造している蔵の見学もできます。うちは昔ながらの製法で醬油・味噌を製造しているので珍しいですよ。
みどり:歴史があるんですね。いつからお店をはじめましたか?
村松さん:明治43年創業です。最初はどこの家庭も味噌を手作りしていたそうなので、麹を売っていましたが、徳兵衛酒店(マルイエ醬油の店舗付近にある酒屋)に桶をもらったことから、醤油づくりを始めました。建物は大正時代の建物です。昭和の大火災により昭和30年に醤油蔵を立て替えました。
マルイエ醬油3代目蔵元の村松岳さん
のぶ:一番人気の商品を教えてください。
村松さん:一番人気は「手作り味噌」です。島田市の米を使って作られています。その他にも、島田の逸品としても選出された「スプレー醤油」もおすすめです。
スプレー醬油 ¥475
手作り味噌(竹皮包み)1キロ¥980
マルイエ醤油川根本家
〒428-0104 静岡県島田市川根町家山796
TEL:0547-53-2212 FAX:0547-53-4127
営業時間 10:00〜18:00 <水曜定休>
■寿園Cafe 本格炭火焼コーヒーが飲める家山駅前のCafe
お店の外観
家山駅から歩いて2分!炭100%で焙煎されたコーヒーを頂きました。
寿園Cafeを経営している小澤さんにお話を伺いました。
のぶ:すっきりとして飲みやすいですね!炭火焼コーヒーを作り始めたきっかけはありますか?
小澤さん:先代が炭を焼いていたことから、炭火でコーヒーを焙煎しようと思い、始めました。自分で焙煎機を作って焙煎しています。お店で出しているコーヒーは、川根温泉のアメニティにも起用されていたり、他のカフェなどに卸しています。
炭火焼ブレンドコーヒー ¥400
小澤さん:カフェを始めてから10年近くたちますが、駅前ににぎわいが生まれたと言って下さる方がいます。自分の趣味がバイクに乗ることなので、趣味のつながりからバイク乗りの方がよく来店されます。SNSにはバイクで来店された方の写真を投稿しています。年間2,000台ほど来ていると思います。
また、駅前という立地もあり、電車の待ち時間に来店する方もいらっしゃいます。
みどり:おすすめのメニューはありますか。
小澤さん:一番のおすすめはもちろんコーヒーです。スイーツだと、「川根抹茶パフェ」ですね。抹茶プリンは前日に仕込んでいます。
その他にも「コーヒーゼリーパフェ」のコーヒーゼリーは当店のコーヒーを使って作られています。ランチメニューだと川根のお茶を使ってジェノベーゼ風にアレンジした「茶ノベーゼ」や、マルイエ醬油さんの醬油を使って作られた「川根和風パスタ」もおすすめです!
抹茶プリンクリーム小豆 ¥300
炭火焼コーヒーゼリーミニパフェ ¥450
ガトーショコラ ¥450
今回は「コーヒーゼリーパフェ」と、「ガトーショコラ」「抹茶プリンクリーム小豆」を頂きました。
なお:(コーヒーゼリーパフェ)甘さとほろ苦さがマッチしています。
みどり:(抹茶プリン)コーヒーと相性の良い甘さの抹茶プリンです。
のぶ:(ガトーショコラ)しっとりとしていて美味しいです。
寿園Cafe
〒428-0104 静岡県島田市川根町家山4153-7
TEL:0547-53-3788
営業時間 9:30~17:00(Lo 16:30)
<木曜定休・年末年始休業>
■泉屋酒店 昔ながらの手づくりのお豆腐屋さん。
泉屋酒店の鈴木さんと息子さんにお話を伺いました。-
お店の外観
家山駅から歩いて15分ほどの場所にあるお店。朝1時~夕方6時まで営業している、お豆腐屋さんです。
息子さんが豆を朝9:00~14:00まで洗って水に浸す作業を行っているとの事。
早朝にお店に行くと、お豆腐を掬う様子を見ることができます。
お店の店主鈴木さんにお話を伺いました。
なお:昔ながらのお豆腐屋さんですね。いつからお店を始めましたか。
鈴木さん:戦前からお店をやっています。戦時中は配給により材料が手に入らないこともあったので、豆腐屋をやったり、木こりをやったり、酒屋をやったりしていました。
今は豆腐の製造・豆乳の製造・油揚げの製造をしています。
豆腐や油揚げの作り方は息子に一通り教えたので今後は三角の厚揚げや飛竜頭など新しい商品も作ってみたいと思っています。
お話を伺った泉屋酒店の方々
のぶ:なめらかで美味しいお豆腐ですね!
鈴木さん:豆腐は日本の大豆を使い、油揚げはカナダ産大豆を使っています。
泉屋酒店
〒428-0104 静岡県島田市川根町家山936-8
TEL:0547-53-2110
営業時間 お豆腐販売は要問合せ <不定休>
■天王山公園
今回はたくさん食べたので天王山公園をウォーキングしてきました。
標高168m、家山駅と野守の池の間に位置する天王山公園は、山頂まで登ると、家山地区が一望できます。
桜の名所でもあるこの地区は春になるとあちこちで開花し、行く人の目を楽しませてくれます。
天王山公園
天王山公園には、芝生広場、野外ステージがあり、多くの人々が利用します。
大正時代に、古墳時代初期の豪族の墓だと考えられる天王山古墳が発見され、長さ1mの鉄剣と土器類が出土されました。
冬には天王山全体がイルミネーションで飾られ、イベントも行われています。
天王山公園のイルミネーション
人々の温かさに触れることができる旅ができました。
昭和レトロな雰囲気が漂う、家山駅周辺で旅をしてみませんか。
天王山公園
〒428-0104 静岡県島田市川根町家山579
TEL:なし
今回の記事は「みどり」が作成しました。
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※2024年10月時点の情報です。